遠くが見えにくくなった。乱視が変わったようだ !

今月は自覚症状はボヤケて見えにくい。5月位から霞むようで、夜の運転で困る。左右の目の協調性に問題があった例です。H様男性の方41歳です。左右とも軽度の近視で、1方に少し乱視があります。H様の主訴は疲れる、肩がこる。朝は少なくそして時間が過ぎるとともに増してくる。具体的症状として目を使えば使うほど症状が出てくる。

今回の事例の解説と言うより皆様にいちど試していただきたいものですが、3メートルくらい離れたところに丸いボールを描いたハガキを壁に貼ります。
 (ゴルフボール位の大きさで構いません。)
 目標になれば壁にかけているものでもいいです。この目標を、まず左目を押さえて右目で見ます。文字を見るわけではありません。

目標物の位置だけ認識できればいいです。次にパッと右目を押さえ、同じ目標物を左目で観ます。素早く換えるのがコツです。このように繰り返し左右の目で交互に目標物を見ると、見る目を換えた時、瞬間的に目標物が上下左右あるいは斜め方向に動くように見えます。もちろん、左右の目には間隔がありますから、左右に少し動くのは問題ありません。
 しかし位置の変わり方が大きく変わったり、上下や斜め方向に大きく変わるのは良くありません。多くは左目、右の目の協調性に問題があり疲れやすかったり、根気がなかったり、中には肩こりや頭痛、時に物が二重にダブって見えるという場合があります。

H様の場合、上下方向に問題がありました。
 もちろん遠くを見たとき、近くを見た時にはどうかと言うことを調べるわけです。このようにして作られたメガネは、プリズムと言うレンズを使うことが多く、矯正効果が高く、目の疲れが少なくなり見え方が非常に改善されます