過矯正の近視用「遠近両用メガネ」

なぜ、強すぎるメガネを作られるのでしょうか?・・・明らかに検査が十分ではありません。
最近ご来店になられたお二人の例をご紹介します。
お一人は40歳後半の女性のお客様でA様とします。老眼が必要になられていました。デパートで3年前にお作りになられた近視のケースです。現在使用中のメガネは日常かけるメガネで近用はパソコンなどの疲れをサポートする様に合わせたものです。遠方も見えにくいし近くもはっきりしない。ご紹介でが来店なさいました。。
もうお一人は男性のお客様でもう老眼のあるお歳の方です。60代前半B様とします。3年前大手量販店で遠近両用メガネをご購入され遠方はよく見えているので問題はない。通勤で車を使用。仕事で面談もするパソコンもするすべて同じ位の割合でメガネを使用されてます。最近パソコンは眼鏡を外した方が良い。お家に帰られたら必ず眼鏡を外した方が目が休まると。また、近視が進んだのか、もしかしたら目が悪いのか?この際レンズの交換をしたいので一度、検眼してほしいとお越しになられました。.
主訴 眼精疲労 特に手元を見た時メガネが強すぎる感じになるそうです。

A様の場合 ご持参のメガネ2本は中程度の近視に中度の乱視が入ったメガネでした。。早速測定してみました。1本目のメガネは近視用メガネで見づらいので2本目の近視度を強くして作り替えたメガネでは、右目=0.3左目= 0.3程度しか見えません 。普通に合わせたメガネでパソコンをすると目が疲れるので近くをサポートするメガネレンズになっていました。結論=右目はなんと4ランク左目は2ランクも強い近視が処方され、乱視は左右共に1ランク強めのレンズでした。今回は両目= 0.7の視力で近用パソコン・スマホが見える「遠近両用メガネ」でお合わせ致しました。A様の最高視力は少し弱めですが0.7の視力が目一杯でした。
B様の場合 現在使用中のメガネは問題ないと言う事ですが・・・? 検査の結果 ご使用中のメガネは右目は近視度がやや強めの過矯正、さらに乱視の軸に20度の違いがあります。左目は近視5ランク度が強い過矯正になってたので、過矯正による眼精疲労がありました。今回は近視度を弱くし乱視度を入れることで左右とも1.5まで見えるように処方しました。度がゆるい場合は、あまりゆる過ぎない限り「見えにくい」ですみますが、強すぎるメガネの場合、見やすいわけでもなく、かえって見えにくくなります。もちろん目の疲れや、時には肩こり、集中力が欠如することがあります。いろいろな症状が出たり、また症状が出なくてもそれが蓄積され、だんだんと根気がなくなったり、慢性の頭痛持ちや肩の凝りやすい、疲れやすい状態になることもあります。特に手元を見る場合に起こりやすいものです。
こういうことはレンズ選びやメガネの作り方、フィッテイングの他、検査が大きく関係しますから、気を付けたいものです。