WBCが終わった「さあー行こう!阪神タイガーズ」

WBCが6年ぶりに開催され、侍ジャパンは14年ぶりに3回目の世界一に輝いた。今回は昨年カタールで開催のサッカーワールドカップでの「日本頑張れ」の空気がそのまま野球につながり、コロナ禍で大会が延長され6年ぶりの開催。長いブランクが野球ファンの「待望感」を高めた。侍ジャパンは平均年齢27歳と若い選手とメジャーリーグからは大谷選手と最年長のダルビッシュ、父は米国、母は日本人のメジャーリガーのヌートバー選手に招集し素晴らしいチームになった。特にメジャー選手は「球団の思惑」もあり、複数年を多額の契約を結ぶ選手たちは「球団の資産」だ。彼らが一年を通して戦う前にケガをしたり、調整が遅れないかと球団側がWBC出場に難色を示すから、参加したくてもできない選手事情がある。それを栗山監督の声かけで大谷選手はすぐに参加を決め、ダルビシュ投手に参加を促した。これはともに栗山監督が快くメジャーリーグに送った選手たちとの信頼関係があったからだろう。ヌ-トバー選手はこのチームのムードメーカーとなった。アメリカ対日本の決勝戦では、メジャリーガーの登板は自分の意志だけでは出られず、大谷選手はエンゼルスの許可を準決勝の後に、ダルビシュ投手は決勝戦前に許可を得た。そして大谷選手はみんなに、「今日一日は、憧れのメジャー選手に憧れを捨ててください。僕たちは勝つために来たのだから。」「さあ、行こう」 とチームに呼びかけ試合が始まった。20代前半の投手陣たちの強気のピッッチングは出塁を許さなかった。1点先取され裏で村上ホームランで2点、岡本のホームランで3点8回に1点取られ3対2で9回の表、大谷投手とトラウト選手の勝負になり空振り三振で優勝に導いた。調整がうまく進まなかったダルビシュ投手は若手投手たちのピッチングの指導し、大谷選手は日本の優勝でこれから世界中に多くの野球ファンが増えることを願っていた。選手、監督、コーチ陣たちの力で世界一になった侍ジャパンにエールを送り、感動をありがとう。
 さて、わが阪神タイガーズ、岡田監督開幕です。打線のつながりがよく滑り出し好調で開幕4連勝と好調です。65歳の岡田監督の下、12球団で唯一、昭和生まれのいない阪神タイガースの若虎たちの躍動は「今年から10連覇ぐらいするんちゃうか?」と思わずにはいられません。期待にワクワクです。