引き分ける岡田阪神!

 12球団最年長の岡田監督は、「3時間20分を越えて新しいイニングに入らない」というルールの時代に、現役を過ごして、引き分けに持ち込む術も知り尽くしているのだろう。投手を使い切ってしまい“遅延行為”ともとられるゆっくりプレーで引き分けになる試合を何度か目撃し、そんな過程も知り尽くしている。そして、チームの延長戦の相性も知っているのだろう。今年はそんな岡田阪神に期待したい。
 実は阪神の昨年の延長戦の勝敗は、10敗4分け。勝率1.67は12球団ワーストだった。スアレスが抜けた守護神には苦しんだが、湯浅が台頭し、岩崎、岩貞、浜地らがそろった救援陣なら、延長戦は鬼門だったのだ。
 9回までなら簡単に抑えていた投手が、なぜか延長戦ではよく打たれた。昨年の成績はどう変わっていたのだろうか。きっと巧妙に黒星を消していたのではと推測してしまう。今シーズンは引き分ける岡田監督にも注目してみよう。 
 さて、新年早々、海の向こうから驚愕なニュースが入りました。ポスティングシステムを利用して大リーグ挑戦を目指していた藤浪のオークランド・アスレチックスへの移籍が決定。締結した条件とは、年俸(4億2千万円)プラス出来高(約1億2千8百万円)です。もし、満額ゲットならば1シーズンの働きで6億円を越えます。 3勝5敗で終わった昨季の年俸は4900万円。2017年以降の成績は、3勝➡5勝➡0勝➡3勝。年俸も2016年の1億7千万円を最高俸として、その後は減俸が続いていました。もし、今季も阪神に残留していれば年俸は、3千万円台?意地の悪い表現になるかもしれませんが、藤浪は海を渡っただけで「逆転人生」を描いた?! 藤浪には嫌味な表現かもしれないが、「うまくやったなぁ。」という声が球団内外から聞こえてくる。もし、アスレチックスで結果を出せなくても海を越える決断をしただけで年俸10年分を得たのだから…思わずうなづくしかありませんネ❕ でも頑張ってほしいです。