松下家の人々

 お元気ですか?今月は七五三を迎える方は何かとお忙しいと思います。去年は孫娘の三才のお祝いに母が娘に着せてくれた着物を着てお宮さん参りをしました。着物を着るのがうれしいようで、近所の神社まで娘と孫と私の三人で歩きました。男たちはさっさと帰りましたので。草履に鈴がついていて歩くと音がしてとても気に入ってくれました。私の母が昨年「穂乃果のお祝いに」と草履とバックを贈ってくれました。すると、娘が「私もおばあちゃんに鈴がなる草履とバックを買ってもらったわ。うれしかった。」と一言。
 私は忘れていました。節目節目に母の心使いを当たり前のように受けて甘えていました。母は「来年はどうなっているかわからないから、・・・」私は「まだまだ、達者やもん」と思っていました。それから2か月後、あっけなく旅立ち最後の贈り物になりました。。母からはたくさんの愛情をもらい子供たち、孫たちに色々なことを教えてもらいました。そして、89歳まで長生きしてくれました。「親孝行するとき親は無し」。「後悔先に立たず」と懐かしく母を思っております。     BY.CHIE