阪神CS戦進出

阪神CS戦進出最短10.1決定 原口V撃で単独3位

阪神は9/28日のヤクルト戦に勝利し、単独3位に浮上。執念の撃が、望みをつないだ。
5番原口内野手が同点の8回2死から決勝の左前適時打を放った。クライマックスシリーズ(CS)進出を争う4位・巨人、5位・広島に対して大きな重圧を掛けるとともに、優位に立つ3連勝。10月2日の本拠地最終戦を残すのみの猛虎に、希望の光が見えてきた。
 バットを小さく持ち構えた原口はコンパクトに振り抜いた。その打球にはベンチ、そして虎党の希望が満ちていた。「少ないチャンスで最後、集中して打席に入りました。チームが束になって“絶体に勝つ。”という気持ちで臨んでいる。勝利に結びついて本当に良かった。」


 初回に中野の先頭打者弾で先制したが、2回以降は毎回のように走者を出しながら追加点が奪えない。1点を争う緊迫した展開のまま終盤を迎えた。その状況を打破したのは「執念」を体現するかのように背番号94の一撃だった。原口は自分自身の中で出来る準備と集中力、それをしっかり保ちながら、追い込まれてからも対応出来た。その1打席にすべてを凝縮し、結果に結びつけて見せた。
 もう一つ勝てば先の戦いに進めると思うので、1つ勝ってから何とか先にいけるように頑張ってほしい。目の前の1試合を勝てると思います。1戦必勝を願う。


 CS戦進出へ、がぜん有利。阪神はヤクルトに勝って、17日以来の単独3位。 10月2日ヤクルトとの最終戦を残して、CS戦へがぜん有利な状況となった。進出決定は最短で10月1日。広島が29日からのヤクルト2連戦に未勝利なら3位争いから脱落。残る巨人が1日のDeNA戦に敗ければ、最終勝率で阪神を上回ることが出来なくなり、同率でも直接対決で勝ち越した阪神が上位で、CS戦3位進出する。