今期限りで辞任・阪神矢野監督もうやるしかない❗

 いよいよ2月1日から春季キャンプを迎えます。4番打者は「大山と佐藤輝を争わせる」のだという。
大山と2年目の佐藤輝が競争を勝ち抜いたとき、監督は本当の4番ができるといった。開幕投手も同様に西勇と青柳と秋山に2年目の伊藤将を加えた4人にチャンスがあるとし、競争をあおっている。開幕投手は?と聞かれれば無難そうに言わざるを得ないのだから。
 昨季、矢野監督は開幕4番に大山を心中ではなかった。5月の故障で離脱すると復帰後に調子が上がらないと見るや、6月末には6番や7番に降格。その後は打順をあげたり下げたりと落ち着かなかった。佐藤輝の起用に関しても同様だった。
 阪神の問題は4番を誰にするか、ではなくこうと決めたら最後まで信用して使い続けられるかどうかだ。
競争によって本当の4番ができると言うのは首脳陣によって本当の4番を作ると言う事でもある。経験豊富な矢野監督が昨季と同じ轍を踏むとは思えない。大山に託すにしろ、佐藤輝にかけるにしろ、結局はマルテに頼るにしろ決断したらフラフラしないはずだ。
 開幕投手に関しては誰にしようとそう大きな問題ではない実力と昨年の実績からして西勇、秋山、青柳、伊藤将が争い会うのは当たり前。そんなことより重要なのは抑えの投手を誰にするかだ。昨季、42セーブでセ・リーグの最優秀救援投手になったスアレスが退団した。ストッパーがペナントレースの行方を決めるというのが持説。4番や開幕投手より、阪神にとっては最重要の問題になる。阪神矢野監督は、「いい意味で、想定外(の選手)が出てきてほしい」と言っているが、こちらも監督が作らなければいけない。矢野監督も当然その覚悟があるはずだ。なければかなり心配である。