「子たちのの目が危ない」近視対策を!!「軸性近視」とは?

先日NHKテレビでご覧になられた方もおられることと思いますが、近視は成長と共に進行し、成人になれば止まると思われていました。人生100年時代に、子供達の目が危なくなっています。近視には4つの種類があり、「屈折性近視」「仮性近視」「軸性近視」「病的近視」いま増えているのは、眼軸長が伸びる「軸性近視」です。 
「軸性近視」は、角膜から網膜までの長さ眼軸を計測出来るようになり、学校の視力検査では23%が近視でも、目を細めたりするので見落としてしまいます。眼軸検査では55%の「軸性近視」が見つかりました。思った以上に低学年からの近視が増加しています。コロナ禍による休校前後で子供たちの視力がさらに加速し、ステイホームがもたらす子供たちの目の負担は?近視は生活習慣をあらためることで進行をおさえられます。小学生の学校や家庭での物を見る距離と時間を調べると 1日のうち6割が家庭での近業作業でマンガ、ゲーム、タブレットを15センチから30センチで見て過ごしていました。眼軸は延びるともとに戻りません。少しでも眼軸を伸ばさない生活環境を整えるには「3つの20」20分間近業作業したら、20秒間20フィート
(6メートル)離れた場所を見る。本人が意識づけることでかなりの改善が出来るそうです。 もう一つは「一日に2時間、屋外で1000ルックス以上日光を浴びる」日光を浴びると
ドーパミンが出来これが眼軸を伸ばすのを遅らすことが分かり、近視予防に効果を
上げています。子供たちの外出が減る日常では、日当たりの良い場所や、ベランダで過ごしたりして
一日2時間光を浴びる工夫をしてください。
眼軸が延びると丸い眼球がラグビーボールのように長くなり、網膜や視神経に影響がでて、緑内障や白内障、網膜剥離などのリスクが大きくなります。目をこすったり、眼球に強い力を与えないよう気をつけてください。子供の近視メガネは度数を強すぎたり、弱すぎたりしないで、網膜にきっちりピントをあわせ、物がぼやけないよう、完全矯正のメガネにしてください。 近視は成長期に進みます。小学生から高校生の間に進行しやすいので「3つの20」を意識づけてお過ごしください。