トラバカ日誌 セ・リーグ連覇巨人と阪神の差

セ・リーグ連覇巨人と阪神の差

10月30日2位阪神がDeNAと引き分けたため,マジックナンバーを「1」としていた巨人がリーグ優勝を果たした。連覇を達成した巨人と阪神の違いはどこにあったのか? 
 今年の巨人の戦いぶりを比較すれば、そこまで大きな戦力差と言うのはなかったように感じる。
ではなぜ、現時点で8勝15杯という差が開いてしまったのか。“当たり前のことを当たり前にやる”野球と言うところに尽きると思う。もちろんチーム失策数は両球団で大きな差がある。阪神はそれに加えて記録に残らないミス、例えば守備位置のポジションニングを間違った、併殺の場合で取れるアウトをきっちり奪えなかったケースが多かった。華麗なファインプレーやいいプレーではなく、地味だが一つ一つのプレーを堅実にこなす。
 阪神と違って巨人はそれができていたように思う。だから試合展開を見ても阪神が勝つケースは大差がつくなど、完勝と言えるゲームの内容が多かった。
 一方巨人は苦しい試合でも、しっかりものにしたいと言うイメージが強い。阪神からすれば決して力負けしていないにもかかわらず、これだけ大きな差が開いてしまった。とすれば課題は“意識や考え方”と言う部分に行きく着く。
 阪神は打力を優先してオーダーや守備位置を考えることで、どうしてもほころびが出てしまう。
逆に巨人は外国人選手でも守備や攻撃のバランスを考え、先発オーダーから外すケースもあった。
少々のミスでも打力で取り返してくれるならいいが、今季、両球団とも完璧に中軸を任せられる助っ人はいなかった。そんな中、首脳陣はどういう布陣を考え、どういう手を打ってきたか! 
 来季、巨人の3連覇を阻止するためには、しっかりした“復習”が必要だろう。