トラバカ日誌

打倒! 巨人。躍進する阪神!!のはずが・・・・・
 打倒原巨人を果たすための最重要条件は、サンズとボーアがフルスイングをしないことだと指摘する声があります。開幕ダッシュに敗した阪神矢野は、7月4日の広島戦(マツダ球場)以降、驚異的な逆襲。24日の中日戦(ナゴヤドーム)に勝利した段階で16試合を12勝3敗1分。通算成績も28試合で14勝13敗1分です。
 先発投手人の安定や4番復帰の大山の好調など様々な要因がありますが、見逃せないのは、開幕後の打撃不審だったボーアとサンズの“確変“です。日本流の配球を研究し、ジャストミートを心がける両外国人が、戦力になった辺りからムードが変わってきました。首位を快走する巨人原を、止めるのは阪神だけかもしれません。開幕後の12試合は、2勝10敗のどん底…。通常の143試合ではなく120試合制のペナントレースにおいて、開幕ダッシュこそが優勝への絶対条件と書いてきました。そういう意味では全くもってダメダメのスタートを切った阪神矢野でしたが、どっこい7月4日広島(マツダ)から大逆襲に転じました。 その後の16試合を驚異の12勝3敗1分。本拠地の甲子園球場でも9勝3敗1分と言う“地の利“を生かした戦いで借金8からアッという間に貯金1( 24日現在) に…。これほどの大逆襲は長く阪神を見てきた私でもあまり見たことがないですね。好調に転じた要因は様々あるでしょう。まずは、先発投手陣の安定。5試合に先発した青柳は4勝1敗で防御率は1.80。同じ5試合に先発の西勇も2勝1敗で防御率1.98。5試合に先発の岩貞も2勝1敗で防御率は3.54。まだ未勝利のガルシアも防御率は4.08でリーグ11 位。先発ローテーションを守っています。先発の両輪である西勇と青柳がきっちり投げているので、他の先発陣にもいい影響が出ている。西勇に青柳、岩貞、ガルシアに秋山。これに藤波も加わったから、リーグ屈指の先発陣になった。首位を走るよりも質・量とも上回っているのではないか!! サンズとボーアが日本流に慣れてきて、打撃スタイルをアジャストした結果が急上昇カーブを描いた原因だ。ボーアとサンズがこのまま打撃の状態を維持することが出来るなら、4番・大山の成績も相乗効果で落ちる事はないと言えます。阪神が巨人をやっつけるためには、サンズとボーアのバットが湿らないことですね。  これ書いた後の阪神巨人戦で連敗。そしてあえなく来年に期待せざる得ない展開になってしまいました。