トラバカ日誌          浮上のカギ「打倒巨人」

浮上のカギ「打倒巨人」

阪神が2試合連続完封負けを喫し、単独最下位に転落、平成最後の「伝統の一戦」となった。巨人6回戦(甲子園)は好機をつかみながら、あと1本が出ず0行進。「西投手、力投に応えられず、今季2度目の3連戦3連敗を食った。同一カード3連敗は共に巨人戦で、巨人には昨年から1分けを挟んで9連敗。宿敵の奪首に一役買う形となってしまった。メルセデス対策として試合前時点で、打率3割8分1厘の首位打者、梅野を5番に抜擢した。昨年10月に2度経験した打者だが、シーズン真っ只中の5番起用は実質的にプロ入り始めてだが、気合は空回りしてしまった。5番梅野は4打数無安打に終わった。
 巨人との6試合を見ても、負けの内容が悪すぎます。一言いわせてもらうと「カツ!」ですよョ。対巨人の6試合は、合計得点が「11対42」の完敗。4/20甲子園初戦の前夜は、ミスの連鎖、この日は、ヤングマンをゆさぶれない。つまりホームで「地の利」を生かせていません。打力が弱いから、オーダーも固定できない状態。でもそれ以外の何かが、チームに欠けている。勝ち負けは紙一重。ゲームには、流れがあって、どこでそれをつかむか。そこが監督のためらいといえる。攻撃は3回がひとつのポイントでした。
 2点を追う3回は木浪右前打、岩貞4球で流れが来た。ここで1番近本に犠打を命じます。1死二、三塁となりましたが、糸原の投ゴロでスタートを切った。三塁走者木浪が三本間でアウトになって、糸井は見逃し三振で無得点です。0対1で負けている場面ですが、1点で同点狙いより、一気にひっくり返す姿勢を見せてもよかったと思う。近本は前日もヒットを打っているし、この日も、一打席内野安打。長打力に乏しいのは、数字が示しているが、ここは監督の勘といえます。ガルシア、メッセンジャーも消えました。チームの106失点は、12球団ワーストです。センターラインは梅野に固まったし、ショートはしばらく木浪で押すべきでしょう。わたしは、今でも勝率5割を保てば優勝争いが出来ると思っている。ここは序盤の踏ん張りどころですね。